2023年も半分を過ぎてきた今、色々と振り返る部分が多かったような気がしています。
仕事のこと、プライベートのこと、世の中のこと。
当たり前ではありますが、それぞれ別のことでありながらも全ては繋がっていてそれが自分となるわけです。
そんな中さらに細分化していくと、仕事の “作る” 部分にも方向性の違う軸があるような気がしてきました。
それがタイトルの「作るもの、作れるもの、作りたいもの」であり、そう言い表してみたものです。
簡単に言いますと
作るもの → 既存の工業製品(主に産業機械部品で受注生産品)
作れるもの → オーダーメイド品(主にディスプレイ品で一点物)
作りたいもの → オリジナル商品(ものを引き立てるアイテムで製造販売)
もちろん例外はありますし、全てが全て当てはまるものではありませんが、何となくこんな感じに区分されるかなと振り返りの中で感じていました。
分けたからといってどれが良くてどれが悪いというものではありませんし、理想は全てが良いカタチなのですが、そうは上手くいかないのが現状であり世の常なのかもしれません。
ただ、その仕組みに気付けてきたことはある意味進歩してきたのではないかと感じている次第ではあります。
そしてその進歩がカタチとして生まれたのが「JACKET² for LP(ジャケットジャケット フォー エルピー:通称ジャケジャケ)」です。
区分としては “作りたいもの“ でオリジナル商品であり、LPレコード盤を飾るアイテムです。
このジャケジャケは新しい試みが多く含まれておりまして、まずはジャンルが音楽系への展開。次に加工サイズの限界値、更に今までオリジナル商品には使用してこなかった接着加工の解禁。最後にネーミングに遊び心の要素を。
あまり商品に対して苦労話の付加価値を加えるのもどうかとも思いますが、その想いが正に良い感じに表れている気がしておりますので、敢えて付け加えさせていただきました。
使いやすさ、引き立て感、見た目の美しさの三拍子が揃ったものが出来たと自負しております。
次に、つい先日先行発売されました「まつぼっくり×Kuwabara アクリル六角軸ガラスペン」。
区分としては “作れるもの” でご縁を頂いて生まれたオーダー品であり商品としてKuwabaraでも発売する、ガラスペン先とアクリルの軸を融合したアイテムです。
こちらの新しい試みは、今まで「引き立て役」が商品だったわけですが今回初めて「主役」を作ったことです。そしてこれも初の試みで、アクリル透明材を染めて色付けしたことです。
この二つの試みはKuwabaraとしてはかなり画期的なことであり、何なら一生辿り着くことはないのではないかと思っていたくらい、自分の頭の中では想定できない出来事でした。
そんな二大新商品を引っ提げて、7月19、20日に開催されるFRAT#5でお披露目いたします。
https://frat.tokyo/frat5-2023tokyo/
もう私の頭では描けない進化を続け始めているKuwabaraをご覧いただけましたら、とても幸いに思っております。
|